においの豆知識:体臭と肥満の関係

肥満体型の人は汗をかきやすいという印象が強く、皮脂の分泌量が多いことから体臭が強いと思われています。
汗をかくメカニズムは体温の上昇を抑えるためのクールダウンを脳から自律神経への指令を出すことで発汗を促しますが、汗と共に皮脂が分泌し、衣類の湿気が体温により細菌の繁殖に最適な環境が整うと、きついにおいを発します。
これは肥満体型の人のみではなく、人に備わった防衛機能としてあり、量に関しては個人差があります。
ただ、なぜ肥満体型の人のがにおいが強いのかと言うと、肥満の人は動物性たんぱく質を多く摂る傾向があり、運動不足により代謝が悪くなり、腎臓に負担が掛かるとアンモニアの処理が排尿によって正常に行われないことで、汗にアンモニアが混ざって臭いを発します。
汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2つがあり、エクリン腺からの分泌はほとんど水分ですが、アポクリン腺からの分泌は脂質やたんぱく質で、皮膚のバリア機能を担う常在菌の作用で分解しにおいを出します。
エクリン腺から出る汗とアポクリン腺から出る汗が相互にまじりあい、衣服や下着につき、時間の経過で細菌が繁殖しますが、アポクリン腺からの汗の量が多くなるほどにおいがきつくなると考えられています。
においの予防のためには肥満体型を解消することがよく、運動により代謝機能を改善することが良いです。
また、食生活の改善も大事で、動物性たんぱく質の摂取量を控え、緑黄色野菜中心にバランスの良い食事を心がけることです。
緑黄色野菜に含まれるビタミンやβカロテンには抗酸化作用が期待でき傘下による悪臭を防ぐ効果があります。
柑橘類にはクエン酸が多く含まれており、乳酸の増加を抑えると言われています。
身体の皮脂分泌を促す作用に洗浄力が強い石鹸やボディーソープを使用することにより、本来必要な皮脂を取り過ぎて、逆に過剰分泌を促すという逆効果によるものもあります。
浴槽に39度のお湯張りをして10分しっかりと浸かり、軽く石鹸で汚れや皮脂を洗い流すという程度で十分です。
肥満体型の解消で体臭が少なくなったという例は多いので、食事改善と適度な運動を心がけると良いです。

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